Sweet Survivor

青緑の狭間に生きる

プロ意識ってなんだろう

 

先日わたしのすきな選手についてのコラムが掲載された。

www.nikkansports.com

埼玉西武ライオンズ栗山巧選手。有名選手がFA権を行使して移籍してしまうような球団で16年間生え抜きとしてレギュラーをここ10年近く張っている選手である。そんな栗山選手はこの記事でこのようなことを言っていた。

(前略)「確かに全力でやるのがプロ。ただ、何に向かって全力を尽くすべきなのか。そこが大事なんです」(中略)

「高校生や大学生、社会人のように、あの試合が一発勝負で、すべてを懸けなければいけないなら、あの全力疾走でよかった。でも僕らプロは違う。明日も、明後日も、ずっと試合は続くんです」

「試合のたび、僕らのプレーを楽しみに、スタジアムに来てくれるファンのみなさんがいる。その方々の期待に応えるため、明日も試合に出られる選択肢をとる。プロはそこにこそ、全力を尽くすべきだと思う」(後略)

この記事は栗山選手の人間性がすごく伝わる記事ではあるのだが、その中でも一塁での交錯を避けたプレーに関して言及するところが彼のプロ意識を強く感じさせる発言であった。(ぜひ読んでみてください)

 

ふと。

 

この記事を読みながらあるアイドルのことを思い出した。

加藤シゲアキ。わたしのすきなアイドルだ。

彼は自身が連載しているシゲアキのクラウドで名古屋公演での醜態(本人いわく)を恥さらしとしてつづった。

わたしはその公演には行っていないし、実際にはどうだったのかはわからない。でも、彼が暗いホテルの部屋で小さくなりながら、後ろを向いて、(あえて)自分のことを悪く思う人たちのほうを向いて書いたであろう文章だということはわかった。

そこで前述した栗山選手の発言だ。栗山選手は、「プロは全力でやるものであるが、その全力をどこに向けるのかが大切である」「試合のたびに、僕らのプレーを楽しみに来てくれる皆さんがいる、その方々の期待に応えるために明日も試合に出られる選択肢をとることが大切」と言っていた。

加藤さんは「自分に負けた」とおっしゃっていたが、栗山さんの話を踏まえると決して自分に負けたのではないような気がする。今できる全力を傾けて公演を成し遂げたのだと思う。それは、自分にとって納得できるものではなかったのかもしれないが。プロとして、来てくださる皆さんに、公演に出演して、今できる全力でやる。それこそがプロなのではないかとわたしは思う。

なにが言いたいかってそんな自分のこと責めなくていいんだよ!!!!!自信もて!!!!!って話!!!!!!!!私も東京ドームの一階スタンドの最後列から見てるよ!!!!